こんにちは。鳥取もん(@tottorimon)です。
現在、世界遺産検定2級の取得を目指して勉強しております。
(先日、過去問でやっと60点を超えました!この調子で頑張りたいと思います)
世界遺産検定の範囲は大きく分けて「基礎知識」「日本の遺産」「世界の遺産」「その他」の4つがありますが、中でも「その他」は時事問題が含まれている場合があるので、事前の対策は必須です。
対策をしていなければ得点するのは難しいですが、この分野はある程度予想ができるのでしっかりと押さえて得点源にしたいところです。そこで今回は、2016年現在で世界遺産検定に出てきそうな時事的なニュースをおさらいし、問題を予想してみたいと思います。
2016年の世界遺産委員会を振り返る
2016年の第40回世界遺産委員会はトルコのイスタンブールで行われました。
今年は7月10~20日にかけてトルコのイスタンブールで開催される予定だったが、クーデターの影響を受けて17日で終了となり、残りの審議は10月に持ち越された。しかしながら危機遺産リストや世界遺産リストの更新は終了し、今年も新たな世界遺産が誕生している。
世界遺産リストの更新は終了しているので、新たに世界遺産に登録されたものについては出題される可能性がありそうです。
また2回に分けて行われたということで、2016年の世界遺産委員会の特徴として来年以降出るかもしれないですね。
ミクロネシアとアンティグア・バーブーダに初の世界遺産が誕生!
今回の世界遺産委員会ではミクロネシアとアンティグア・バーブーダに初の世界遺産が誕生しました。
この2か国に関する問題も出そうですね。
ちなみに、ミクロネシアは日本とオーストラリアとハワイの中間地点辺り、アンティグア・バーブーダはドミニカ共和国やプエルトリコの東、ベネズエラの北辺りにあります。
場所に関する問題は出ないかなぁとは思いますが、一応場所は押さえておくと良いかもしれないです。
本題に戻りますが、ミクロネシアでは「ナン・マトール:東ミクロネシアの祭祀遺跡」、アンティグア・バーブーダでは「アンティグア海軍造船所と関連の考古遺跡群」が世界遺産に登録されました。
ナン・マトール:東ミクロネシアの祭祀遺跡
文化遺産(i)(iii)(iv)(vi)
ミクロネシア初の世界遺産で、登録と同時に危機遺産リストに掲載された。13~16世紀にかけてポンペイ島に建築された石造遺跡で、サンゴ礁の上に築かれた99の人工島に宮殿・寺院・墓・住居などが配置されており、その周囲を城壁が囲っている。主として玄武岩が用いられており、最大で25tにもなる石材を毎年2000tも用いて築かれたと考えられているが、運搬手段や採石場等は謎に包まれている。
アンティグア海軍造船所と関連の考古遺跡群
文化遺産(ii)(iv)
アンティグア・バーブーダ初の世界遺産。周囲を山地に囲まれたアンティグア島の入り江に築かれた17~19世紀の海軍造船所と城砦等の施設群で、イギリスはここを拠点にカリブ海全域に睨みを利かせていた。造船所の内部にはオフィスや商店が立ち並び、当時から営業を続けるパン屋や住居として利用されている商店等々、稼働中の建物も少なくない。
世界遺産検定2級であれば名前を覚えておくくらいで良いのではないかと思います。
あとミクロネシアの世界遺産は、危機遺産リストに掲載されたというところが特徴的ですね。
(流石に登録基準が何だったかまでは聞かれないと思うんだけどなぁ。)
あ、でも日本の世界遺産については普通に出題されると思うので覚えておいた方がいいです。
日本でも新たに世界遺産が誕生
ニュースにもなりましたが、「ル・コルビュジエの建築作品 - 近代建築運動への顕著な貢献」の構成資産として、上野にある「国立西洋美術館本館」が世界遺産に登録されました。
これで日本の世界遺産の数は文化遺産と自然遺産合わせて20件になりました。
キリがいいので覚えやすくなりましたね(笑)
最近は毎年のように世界遺産が登録されていて良い感じですね。
2017年にポーランドのクラクフで行われる第41回世界遺産委員会では、福岡県にある「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が審議されます。
問題を予想してみる
今回の世界遺産委員会を元に、いくつか出そうな問題を予想してみました。
解答は最後にあります。
1.2016年に行われた第40回世界遺産委員会で新たに世界遺産が誕生した国はどこか。
①ベリーズ
②ギニア共和国
③ミクロネシア
④ソロモン諸島
2.第40回世界遺産委員会ではいくつかの国で新たに世界遺産が誕生した。これに関して世界遺産を持たない国からの登録強化を求める考えを何というか。
①グローバル・ストラテジー
②トランスバウンダリー・サイト
③シリアル・ノミネーション・サイト
④ウィルダネス
3.2016年の世界遺産委員会で新たに誕生した日本の世界遺産は何か。
①国立西洋美術館本館
②長崎の教会群とキリスト教関連遺産
③宗像・沖ノ島と関連遺産群
④金を中心とする佐渡鉱山の遺産群
4.2017年の世界遺産委員会で日本が登録を目指す遺産は何か。
①国立西洋美術館本館
②長崎の教会群とキリスト教関連遺産
③宗像・沖ノ島と関連遺産群
④金を中心とする佐渡鉱山の遺産群
5.2016年の世界遺産委員会で新たに誕生した日本の世界遺産は3回目にしての登録であった。過去2回の審議について正しいものはどれか。
①1回目:不登録 2回目:登録延期
②1回目:不登録 2回目:情報照会
③1回目:登録延期 2回目:不登録
④1回目:情報照会 2回目:登録延期
予想問題の解答
1.③
ミクロネシアが新たに世界遺産に登録されました。国名だけなので簡単だったかもしれないですね。
2.①
グローバル・ストラテジーでした。
この問題も簡単でしたね。4級か3級レベルの問題だと思います。
3.①
国立西洋美術館本館です。構成資産の一部で、他の国にも遺産があります。
ル・コルビュジエの建築作品なので、色々な国にあるのも当たり前と言えば当たり前ですが。
4.③
宗像・沖ノ島と関連遺産群です。登録されて欲しいですね。
5.④
1回目:情報照会 2回目:登録延期でした。3度目の正直で登録になりました。
これは知っていないと分からない問題でしたね。
まとめ
今回は世界遺産検定の時事問題を予想してみました。
実際に問題を予想してみると、各級のレベルに合わせて問題を作ることの難しさがすごくよく分かりました。
ただ自分で問題を作ってみると頭の整理にもなりますし、案外いい勉強方法かもしれないです。
関連記事:【保存版】世界遺産検定2級を30日で合格するまでの全記録まとめ
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