こんにちは。鳥取もん(@tottorimon)です。
先日、世界遺産検定の2級を受験してきました。
実際に試験勉強をしてみて、「この級は難しいな」とか「この級は勉強したら何とかなりそう」というのが身に染みて分かったので、今回は各級の難易度がどのくらいなのか?ということについて紹介したいと思います。
ちなみに、世界遺産の知識がほぼゼロの状態から勉強を始めた場合を基準としています。
どの級を受けようか迷っている人の参考になれば幸いです。
世界遺産検定4級の難易度
世界遺産検定4級の出題範囲は下記のとおりです。
【学習内容】
世界遺産の見方を知り、日本を中心とする世界の有名な遺産を通して世界の広さを学ぶ【出題対象となる遺産数】
日本の全遺産 + 世界の有名な遺産27件参考:世界遺産検定
2016年現在、日本の世界遺産は20件なので、合わせると47件の世界遺産が出題範囲になります。
その中でも日本の世界遺産が多めに出題される傾向にあります。
日本の世界遺産だと、例えば「姫路城」や「屋久島」など、聞いたことのある世界遺産も出てくるので、勉強していてかなり覚えやすいです。
世界の遺産も、観光地として有名な場所だったり、歴史的に有名な出来事の舞台になった場所だったりするので、スムーズに勉強できます。
1日あたり1~2時間勉強したとして、1週間くらいあれば合格ラインに届くんじゃないかと思います。
・世界遺産検定をとりあえず受けてみたい人
・順序よく受けてレベルアップしていきたい人
にはちょうど良い難易度です。
4級の公式テキスト
世界遺産検定3級の難易度
世界遺産検定3級の出題範囲は下記のとおりです。
【学習内容】
世界遺産条約の理念を理解し、地理や歴史に登場する代表的な世界遺産の価値を学ぶ【出題対象となる遺産数】
日本の全遺産 + 世界の代表的な遺産100件参考:世界遺産検定
4級と比較すると、3級は出題される遺産の数がかなり増えます。
日本の世界遺産に関しては、テキストの赤字の単語はもちろん、太字で書かれた部分からも出題されるようになります。
太字以外の部分からも時々出題されたりもします。
世界の遺産数もかなり増えて、初めて聞くような遺産もたくさん出てきます。
特に世界の遺産はカタカナの名前が多いので、聞きなじみの無い名前だとかなり覚えづらいです。
そのため遺産の名前に慣れることも必要となってきます。
高校生の時に世界史を勉強していた人は聞いたことのある地名や人名が出てきたりもするので、ちょっと有利です。
世界史の知識がある人は、1日あたり1~2時間勉強したとして、2、3週間くらいあれば合格ラインに届くんじゃないかと思います。
そうでない人は1ヵ月くらいあれば大丈夫かなと思います。
・国内旅行の時などで友達に世界遺産のガイドをしたい人
・テレビで特集されるくらい有名な世界遺産は事前知識を持っておきたいという人
にはちょうど良い難易度です。
3級の公式テキスト
世界遺産検定2級の難易度
世界遺産検定2級の出題範囲は下記のとおりです。
【学習内容】
世界遺産条約の理念や関係機関について理解し、各地域を代表する世界遺産の多様性を学ぶ【出題対象となる遺産数】
日本の全遺産 + 世界の代表的な遺産300件参考:世界遺産検定
日本以外の遺産の数が、3級より200件増えます。
3級の勉強をしていて、「あ、これ2級もいけるんじゃね?」と思った瞬間、現実を突き付けられます。
ここで心が折れないことが大事です。
日本の世界遺産に関しては、テキストに書いてあることが全て対象になっている感じなので、とにかく読み込むことが重要になってきます。
時事問題に絡んだ問題も難しくなってくる印象なので、普段から世界遺産に関するニュースや動向にもアンテナを張っておきたいところです。
世界の遺産数は単純に数が増えるので、まずは名前を覚えることが大事になってきます。
名前を覚えているだけで解ける問題も時々あります。
あとは、遺産名を聞かれた時にその遺産に関するキーワードが言えるかどうかがカギとなってきます。
あとは世界遺産の基礎知識を問われる問題もレベルアップします。
条約や機関の名前とその概要は最低でも言えるようになっておきたいところです。
3級を取った人であれば、1日あたり1~2時間勉強したとして1ヵ月くらいあれば合格ラインに届くかなと思います。
ゼロの状態から勉強する人は、1、2ヵ月しっかり勉強すれば合格できるかなと思います。
・国内外の旅行に行くときなどで友達に世界遺産のガイドをしたい人
・世界遺産について熱く語りたい人
・地名を聞いた時に関連する世界遺産を言えるようになりたい人
・1発目から難しいレベルに挑戦したい人
にはちょうど良い難易度です。
2級の公式テキスト
世界遺産検定1級の難易度
世界遺産検定1級の出題範囲は下記のとおりです。
【学習内容】
世界遺産条約の理念や諸概念、関係機関について理解し、世界の全遺産の普遍的価値を学ぶ【出題対象となる遺産数】
世界遺産全件参考:世界遺産検定
1級からは全ての世界遺産が出題対象となります。
2016年現在で世界遺産の数は1,052件あるので、2級と比べると約3倍になります。
またそれぞれの遺産についても聞かれる部分が難しくなるので、難易度はかなりアップします。
しかも200点満点中140点以上(2級は100点満点中60点以上)取らないといけないので、たまたま運良く合格するという奇跡はなかなか起こりません。
ちなみに、2級の自己採点で75点だった僕が1級の過去問をやってみたらこんな感じでした。
【世界遺産検定1級:2015年7月の過去問】
認定点:140点
平均点:127.5点
得点:87点
【世界遺産検定1級:2015年12月の過去問】
認定点:140点
平均点:107.3点
得点:79点
もう何というか、全然レベルが違います。
分からなさ過ぎて途中で解くのを辞めたいレベル(笑)
全遺産が対象なので、2級のテキストを見ながら解いても合格できないんじゃないかと思います。
あと1つ1つの遺産で問われるレベルが詳細になってくるので、2級のテキストにある遺産でも書かれてないことがあったりします。
年に2回しか行われないので、半年間しっかり勉強したら合格できるんじゃないかと思います。
・2級からレベルアップしたい人(2級を取らないと1級は受験できない)
・全ての世界遺産を知りたい人
・知識を仕事で活かしたい人
向けの難易度だと思います。
1級の公式テキスト
世界遺産検定マイスターの難易度
世界遺産検定マイスターの出題範囲は下記のとおりです。
【学習内容】
世界遺産条約の理念や諸概念を理解し、世界遺産に関する諸事象について自分の意見をもつ【出題対象となる遺産数】
世界遺産全件参考:世界遺産検定
出題対象の遺産数は1級と同じですが、マイスターは解答形式が論述式になります(1級まではマークシート)。
また論述式なので、認定基準なども特に公表されていません。
1級でもあれだけ難しいのに、それと同じ範囲でしかも論述式なんて完全に異次元の世界です。
選択肢であれば、消去法を使ったり初めの一部分だけ覚えていれば何とかなったりしますが、それも通用しません。
あいまいな知識はゼロに等しいという感じです。
世界遺産が大好きで、年単位で勉強しないと合格できないレベルじゃないかと思います。
・世界遺産を極めたい人
・旅行業界で活躍したい人
向けの難易度だと思います。
まとめ
今回は世界遺産検定の各級の難易度を、実際に2級を受けた立場から紹介してみました。
難しくなればなるほど挑戦するのが億劫になりがちですが、楽しみながらゆっくりと勉強すれば不可能なことではないと思うので、気になった方はぜひ挑戦してみて下さいね。
関連記事:【保存版】世界遺産検定2級を30日で合格するまでの全記録まとめ
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